2018年3月24日(土) 放送大学 学位記授与式
いよいよその日がやってきた.
2015年4月1日に博士後期課程に入学して3年で学位記授与式にたどり着いた.
思えば,管理職への道を嫌って2009年4月1日に修士課程に入学し,2年間で修士の学位を取得し,その後,放送大学博士課程が開設されるまで4年の間ひたすら待った甲斐があった.
総代(受領代表)
口頭試問で合格が決まった後に,主研究指導の先生から,「学位記授与式では,あなたが博士課程の総代なので,欠席しないように.」と言われていた.
すぐに思ったことは,NHKホールのステージに立てるということであった.たぶん,一生かけてもできなかったことが,向こうからやって来た感があった.
当日学位を受ける博士後期課程の学生は8名であったが,そのうち4名は一期生ストレート組で2017年9月に学位を取得していた.その人たちも含めて,今回の学位記授与式では,博士後期課程の8名と紹介された.だから僕を含めた4名は,一期生の半期遅れと二期生であった.二期生ストレート組は,僕ともう一人だったと思う.
NHKホールの壇上から見た風景は,今も鮮明に覚えている.学位記を頂いた後,振り返って満員の客席を見た.大学を卒業・修了される多くの方々の視線が客席全体から迫ってくる.放送大学にはこんなにも多くの方々が,学んでおられたのかと実感した.それも自分よりも年配の方々がとても多かったことに感動した.
放送大学を卒業・修了された全ての方々,おめでとうございます.そして,まだまだ学びましょう.
僕が,「放送大学博士後期課程と学位取得」を書き始めて20回目で一応の区切りである.これまでお読みいただいた方に感謝です.
次からは,いよいよ記憶再生の研究について,これまで学会等で発表した論文の中身について分かりやすく書いていこうと思います.