記憶の再生について考えるブログ

児童がどのようにして学習内容を理解するかを実践経験をもとに紹介しています.

放送大学博士後期課程と学位取得14

予備論文審査

2017年6月10日,予備論文の全体構造を簡潔に紹介し,構成と章ごとの内容を説明した上で,7月1日までに論文がまとめられるか否かについて先生方が議論し判定する会が,放送大学東京文京学習センターで開催されることになった.なお,その後の予定は,提出された予備論文について,8月上旬に開かれる予備論文審査会において,博士論文の執筆の可否を決定するようになっていたと記憶している.即ち,予備論文を書けるだけのデータや構想を6月10日時点で持っているかどうかを判定されることになる.これはかなり厳しいものであった.

担当の先生から指示されたのは,「期日までに予備論文の概要を説明する資料を作成せよ」という内容だけであった.当然ながら説明会は初めてのことであるし,そのような資料は作成したこともなかったので,パワーポイントのフォーマットも,それまでに作成した別の資料を参考に分かり易いようにと,絵を多用したものを作成していたが,先生との前日(6月9日)のメールのやり取りでボツとなってしまった.つまり,限られた時間で研究の概要を説明するにはあまりにも詳しすぎるということであり,個々の事象を細かく議論する(場合によっては焦点化されて議論することもあろうが)のではなく,そこで必要なものは,予備論文としての体裁が分かる論理展開を明示した資料ということであった.つまり,最初に予備論文の目次を明示し,それに若干の説明を付加した資料ということである.従って,図表などではなく,予備論文がどのような論理展開で最終結論に帰結するかを示さなければならなかったのである.これに気付かされたのが説明会の前日,正確には6月9日午前2:04の先生からのメールであり,修正作業は説明会へ上京したその日のホテルで行うことになった.従って,作成するパワーポイントのデザイン等に時間をかけることはできなくなり,指導の先生が博士を取得されたときに使用された資料のフォーマットを譲って頂き,それを利用してホテル到着と同時に作業を開始し,仕上がったのは当日(6月10日)の午前1時過ぎであった.誰でもそうであろうが,初めてのことになれば不安になるし,どのようなものであるか推測すらできないことがある.まして,このような資料がインターネットに掲載されていることは,ほぼない.そこで,これから博士論文を書く人の参考となるように,拙作ではあるがこの時に使用した資料をここに公開する.当然であるが,この後,博士論文においては修正されたり,加筆されたりすることになる.

https://docs.google.com/presentation/d/1reg1EGPgFofKeegoBlcrnBETeW_ANOhl/edit?usp=sharing&ouid=116429599737328662916&rtpof=true&sd=true

 


drive.google.com