記憶の再生について考えるブログ

児童がどのようにして学習内容を理解するかを実践経験をもとに紹介しています.

~ひと休み~

コロナウィルスの蔓延で何でもかんでも自粛されています.僕が楽しみにしていた宝塚歌劇団の公演も,6月末(4月9日現在)まで全公演が中止となりました.緊急事態宣言も出て,様々な職種に大きな影響が出ています.

教育関係では,地元の佐賀大学は前期の授業全てをオンライン授業で行うことになったと聞きます.そこで学長要請があり,大学の教員の皆さんは,オンライン授業用のコンテンツを早急に作成することになりました.娘の大学である同志社大学も,春学期の授業を全てオンライン授業で行うことになりました.緊急事態宣言によると教育関係では,塾や大学の閉鎖も要請されています.しかし小中高の学校は,その要請の中に入っていませんでした.

僕は現在,小学校に勤務していますが,完全に無法地帯と化しています.密閉・密集・密接の要素は,ある程度自身の行動を律することができる大人は理解できますが,特に小学生には全く意味を持ちません.休み時間には元気に密集状態の中,密接状況の中で遊んでいますし,マスクを外している児童も多く見受けられます.政府の緊急事態宣言をどのように説明すればいいのか,宣言を出す人が範を示してほしかったものです.

3月の大事な時期に小中高を休校にして,大切な思い出を作る間もなく卒業していった児童・生徒のことを思うと残念でなりません.一方,コロナ渦の状況は今が切迫しています.そのような状況下で,小中高は今までと変わらない風景に戻っています.いっそのこと,半年学校を閉鎖して,9月新学期という大英断はなかったのかということすら言い出す教員もいます.政府には,しっかりしてもらいたいものです.小中高で児童や教員が感染したらどう対応するのでしょうか.