記憶の再生について考えるブログ

放送大で学位取得した古川美樹が考えたことを脈絡もなく書き綴ったものです.

放送大学博士後期課程と学位取得6

一次試験合格の経験は,相当なテンションアップにつながることになる.このチャンスを逃したら・・・と思うことによって自分自身を高揚させていった.次は面接試験であり,約20名程度の一次試験合格者がいると思えば,2倍の倍率を是非とも突破する!と活を入れた.今となっては、2次試験の日時を覚えていないが、2014年12月か2015年1月であったろう.千葉県幕張の放送大学本部へ赴き,会場への張り紙を見て2階の控室に入る.時間差で面接が行われていたため,自分も含めて3名しかいなかった.ほどなくして,その1名が試験の行われている部屋へと消えた.

面接試験は,研究計画についての質問であるために,大学に提出した内容を確認した.しばらくして,係の人から試験会場に行くように促されて部屋に入った.緊張していたが試験官の中心に座っておられる人物を見てホッとした.大学院の修士時代に指導を受けた先生だったからである.面接が始まり発言したのはその先生であった.

修士時代の恩師ではあるが,赤の他人のように淡々と質問をされたので妙に納得して,こちらも淡々と答えた.先生とのやり取りのなかで覚えているのが,「修士論文は全部忘れなさい」と言われたことである.「これまでの研究を一度リセットし,再度見直してみよ」というのであったろう.そのうえで,もし博士論文を書き上げたらどうするかと問われたので,「自分は辻説法のように,現場の先生方に成果を伝えたい」と答えた.すると,「その時は,ドーンと成果を伝えるべきであろう」とおっしゃった.面接試験の大半は,研究計画の実現可能性と研究の現状確認であったと記憶している.

面接で約半数の受験者が不合格となる.後期課程に入学して博士論文が書けるかどうかを見られていたと思う.ここまで来たが,合格する自信などなかった.

ところが,1月か2月に届いた分厚い封筒に合格通知が入っていた.2期生として2015年4月からの入学が認められた.倍率約10倍,小学校教員としては上出来であった.