「みなさん,今日は説明文の勉強です.形式段落ごとに要約してもらいます.」
こんな話を切り出すと,児童は必ずこう答える.
「えーっ,できん(できない)」・・・・・聞きながら,それはそうだろうと同感する.
国語の時間で,他の先生たちも指導に苦労しているが,やり方を説明したWebページも多い.
ある学校で,説明文を読んでマッピングを行う授業をやってみた.
最初のスタート(中心ノード)だけ書いてやる.
意外とすらすら書いているし,何と言っても,教科書に目をやり,次はマッピングを行い,また次は教科書をよく読んでいる.
それで,全員,短時間でマップを完成させた.
次にやることは,隣の友達にマップを読みながら説明することだ.これも簡単に行っている.
最後に,マップを見ながら要約をした.当然ながら,もとの文章よりも短くまとまった文章が出来上がった.まだまだ,中身が十分ではないが,最初の「できん」という段階はすぐに克服した.たった一回のマッピングで「できん」はおさらばだった.
次の段階に進もう.次は,マッピングで描いたトピック(ノードの中の言語)を精査し,減らすことと,どうつないで言語化するかだ.
試行錯誤